鼻中隔矯正術 日帰り手術 体験談ブログ

2021年2月手術済。アラサー女性が鼻詰まりの根本的解決に踏み出した記録。自分の覚書ともしもこれから検討されてる方がいれば。

術後(当日)

帰宅後、はじめて術後の自分の顔を見た。


はちきれんばかりにガーゼを詰められたまんまるの鼻。

小鼻の凹凸なども分からないほどだった。


ワンパンマンのシッチというキャラクターにクリソツだった。


今日から1週間、いかに鼻から気を逸らして生活するかが重要になる。

まずはお腹がすいたのでごはんを食べることにした。


術後はじめての食事はレトルトのリゾットだった。


茶碗蒸し、レンチンタイプの豆腐、ヨーグルト、ゼリーなど

鼻呼吸が完全に塞がれているのでできるだけ咀嚼が楽なメニューがよかった。


味覚嗅覚は一切機能していないため自分で1から料理するのはまず無理だろう。

風邪や鼻炎のときの鼻詰まりとは次元が違う。


鼻が完全に塞がっているため、通常であれば

食べながら自然と鼻から逃していた空気も飲み込んでしまう。


それにより耳閉感とゲップが溜まっていく不快感が生まれる。


飲み込んですぐにプハッと口から空気を逃すのが難しくかなりのストレスになった。


尚、私は上に上げたような偏った食事でスタートしたせいか、

喉付近に口内炎が集中してできてしまいさらに食事のストレスが増えてしまった。


血や鼻水、薬品が鼻から降りてくるうえ、口呼吸でひどく乾燥する。

口内はとても荒れやすい環境になるため栄養は摂らなければいけない。


翌日からはもう少し気をつけようと心に決め、チョコ◯BBを飲んだ。


帰宅してから1時間ほどは手術が終わった安心感でハイになっていたが

正気に戻ると鼻及び鼻付近が脈打つように痛い。


手術で涙腺近くを刺激されたせいか何もしていなくても涙が出てくる。

そしてなんとなくだるくて熱を測ったら微熱があった。


次に痛み止めを飲める時間まで横になって休もうとしたものの

想像を絶する口呼吸。身も心も休まらなかった。


夜になって、いくつか買い置きしていたゼリーをどの味にしようかなと選んでいたが

ふと、味がしないのでどれも同じだったと気づき適当に手に取った。


桃ってどんな味だっけと脳内で補完しながら食べた。


痛み止めを飲み、早めに寝ようと布団に入ったが、薬が効いていないのか

鼻の奥が重たくズキズキする感覚がおさまらなかった。


慣れない口呼吸にもすぐに順応できるはずもなく、結局一睡もできずに朝が来てしまった。


今、人間の三大欲求のうち2つが潰れている…と実感した。

性欲も枯れているのでもはや人間ではないかもしれない。